新型コロナウイルスの影響により、プロ野球の開幕は当初の3月20日から6月19日へと大幅に遅れました。
6月19日の開幕を前に、コナミデジタルエンタテイメントから発売されている、プロ野球スピリッツ(以下プロスピ)を使ったオンラインイベントが行われました。イベントは「パーソルチャリティーマッチ パ」と銘打ち、プロ野球選手同士でプロスピをプレイし、(操作できるのは所属チーム)対決するというものでした。
イベント詳細
◆「パーソルチャリティーマッチ パ」 ◆開催期間 2020年5月30日、31日の2日間 ◆参加選手(ゲームをプレイした選手) 今井達也投手(西武) 岩嵜翔投手(ソフトバンク) 嘉弥真新也投手(ソフトバンク) 則本昂大投手(楽天) 涌井秀章投手(楽天) 種市篤暉投手(ロッテ) 藤原恭大外野手(ロッテ) 宮西尚生投手(日本ハム) 近藤健介外野手(日本ハム) 山岡泰輔投手(オリックス) 山本由伸投手(オリックス) ◆使用ソフト プロ野球スピリッツ2019 (2020年更新) PS 4版 ◆特別ルール ・試合は6回まで。 ・3回までに試合が中止した場合はノーゲーム。 ・4回以降に試合が中止した場合はコールド。 リードしているチームが勝利とする。 ・同率順位の場合、以下の順に比較して順位を決定する。 ①勝率 ②勝利数 ③直接対戦したときの勝敗数 ④得失点差 ⑤得点数の合計 ⑥ヒット数の合計 ◆詳細試合日程 5月30日 ①涌井ー山岡 17時開始 ②種一ー嘉弥真 18時15分開始 ③近藤ー今井 19時30分開始 5月31日 ①山本ー今井 17時開始 ②則本ー岩嵜 18時15分開始 ③宮西ー藤原 19時30分開始 ※ 視聴者などからの寄付は、医療従事者へ寄付されることになっている。
試合結果
それでは、1試合ずつ見ていくことにしましょう。 5月30日① 涌井ー山岡(楽天生命) 楽天1-0オリックス プレイヤーは今シーズン、ロッテから楽天に移籍した涌井投手と、オリックスの開幕投手、山岡投手。楽天の先発は岸、オリックスの先発は山本で始まったこの試合。0-0で迎えた6回、イーグルスはノーアウトから銀次のヒット、内野ゴロの間に1アウト2塁とサヨナラのチャンスをつくると、島内が左中間を破るタイムリー2ベースヒットを放ち、サヨナラ。1-0で楽天が初勝利を挙げた。敗れたオリックスは、投手陣が粘れなかった。 5月30日②種一ー嘉弥真(ZOZOマリン) ロッテ0-2ソフトバンク ロッテの先発は種一、ソフトバンクの先発は千賀。ソフトバンクは3回、牧原のヒットと盗塁で2アウト2塁のチャンスをつくると、今宮、柳田のタイムリーヒットで2点を先制。ソフトバンクはそのまま逃げ切った。敗れたロッテは、チャンスでの凡退が大きかった。 5月30日③近藤ー今井(札幌ドーム) 日本ハム0-1西武 日本ハムの先発は有原。西武は十亀。1回、西武は新外国人スパンジェンバーグのヒットと盗塁で2アウト2塁とすると、山川がレフトを越えるタイムリー2ベースヒットを放ち先制する。その後、西武は投手を要所でつぎ込み、日本ハム打線に的を絞らせなかった。一方敗れた日本ハムは、チャンスで一打が出ず、痛い完封負けとなった。 5月31日①山本ー今井(京セラドーム大阪) オリックス0-0西武 オリックス先発山岡、西武は髙橋光で始まったこの試合。両チーム無得点で迎えた5回、西武はオリックスの山本からヒットとサードのフィルダースチョイスで1アウト2.3塁と先制点のチャンスをつくるが、ここは山本が踏ん張り、無得点。一方オリックスは6回、モヤのヒット、送りバントで2アウト2塁とサヨナラの場面だったが、福田はファーストゴロで3アウト。両チームとも決め手を欠き、同点で試合終了となった。 5月31日②則本ー岩嵜(楽天生命) 楽天1-3ソフトバンク
ソフトバンクが優勝 楽天の先発は則本、ソフトバンクは嘉弥真。ソフトバンクは初回、今宮のタイムリーヒットで先制すると、デスパイネがショートゴロに打ち取られる間に2塁ランナーがホームイン。相手の隙を突く形で2点を先制する。ソフトバンクは3回にも柳田のソロホームランで1点を追加し、リードを広げた。楽天は9回に茂木のタイムリーヒットで1点を返すが、その後のバッターは打ち取られ、1-3でソフトバンクが勝利。この試合にソフトバンクが勝利したことにより、ソフトバンクは優勝。 「パーソル チャリティーマッチ パ」の王者となった。 5月31日③宮西ー藤原(札幌ドーム) 日本ハム0-1ロッテ
最終戦。日本ハムの先発は杉浦。ロッテは石川。日本ハムは初回、ヒットエンドランなどで1アウト1.3塁のチャンスをつくると、石川がけん制球を1塁に投げる隙に3塁ランナーがホームイン。日本ハムが1点を先制した。日本ハムはそのまま1点を守り抜き、0-1で勝利した。敗れたロッテは、日本ハム投手陣を前に打てず、敗戦。 以上、6試合の戦評でした。戦評の中にも記載したように、ソフトバンクが優勝。シーズン同様の強さを見せつける結果となりました。プロ野球は6月19日に無観客で開幕しましたが、ゲームでも野球をもっと盛り上げていきましょう!(試合の動画はYouTubeにアップされています。気になった人は見てみることをおすすめします。) 【引用】(画像) パーソルチャリティーマッチ パ公式サイトより https://tv.pacificleague.jp/page/smp/charitymatchpa2020/