はじめに:eスポーツでよく聞く「GG」「WP」ってなに?
オンラインゲームやeスポーツの試合後に、チャット欄でよく見かける「GG」や「WP」という言葉。
一見略語のようですが、**これらはeスポーツ文化を象徴する“スポーツマンシップの表現”**なんです。
「GG」は「Good Game」の略、
「WP」は「Well Played」の略。
どちらも「いい試合だった」「よくプレイしたね」という意味を持ち、対戦相手へのリスペクトを伝える言葉として広く使われています。
「GG」とは?──基本の意味と由来
🔹意味
「GG」は Good Game(グッドゲーム) の略。
直訳すると「良い試合」ですが、文脈によってさまざまな使い方があります。
試合が終わったあとに「GG!」と打つことで、
「ナイスゲームだった」「おつかれさま!」というポジティブな挨拶になります。
🔹使われる場面
- 試合終了時(勝敗に関係なく):「GG!」
- チーム全員が奮闘したとき:「That was a GG!」
- スポーツマンシップを示すとき:「GG WP!」
🔹由来
「GG」という文化は、1990年代のPCオンラインゲーム(特に『StarCraft』や『Counter-Strike』)の頃から始まりました。
当時の海外プレイヤーがチャットで「Good Game」と打つ習慣が広まり、いまやeスポーツ共通語として世界中で使われています。
「WP」とは?──Good Gameと並ぶ称賛ワード
🔹意味
「WP」は Well Played(ウェルプレイド) の略で、
直訳すると「うまくプレイしたね」「良い動きだったね」という意味。
GGが「試合全体の評価」を指すのに対し、
WPは個人や特定プレイに対する称賛として使われます。
🔹使われるシーン
- 味方がナイスプレイをした時:「Nice shot! WP!」
- 敵が強かった時:「Enemy WP!」
- 試合全体への賛辞:「GG WP!」=「いい試合&ナイスプレイ」
🔹英語圏のニュアンス
英語圏では「WP」は軽い称賛として日常的に使われます。
たとえば、スポーツ実況中に「Well played!」と言うのと同じ感覚です。
「GG WP」セットで使うと最強の礼儀ワード
「GG」と「WP」は、セットで使うことでより丁寧な表現になります。
「GG WP」は直訳すれば「いい試合だった、ナイスプレイ!」という意味で、
勝っても負けても相手への敬意を込めた締めくくりの言葉です。
✅ 使用例
- 試合終了時に:「GG WP everyone!」
- トーナメントやランク戦の終盤で:「GG WP, see you next time!」
このフレーズを交わすだけで、ゲーム全体がクリーンで前向きな雰囲気になります。
eスポーツでは「言葉のスポーツマンシップ」がとても大事です。
「GG」の種類と使い方の違い
実は「GG」にはいくつかの“派生形”があります。
使い方を間違えると相手に誤解を与えることもあるため、知っておくと安心です。
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
| GG | いい試合だった | 基本の挨拶。ポジティブ。 |
| GG WP | 良い試合+良いプレイだった | 礼儀正しく、好印象。 |
| GG EZ | 「楽勝だった(笑)」 | 皮肉・挑発。絶対NG。 |
| GGEZ(まとめ) | 同上。マナー違反。 | 相手を煽る表現。 |
⚠️「GG EZ」は禁句!
「EZ」は“easy(簡単)”の略。
つまり「GG EZ」は「いい試合だった(けど楽勝だった)」という完全な煽り文になります。
一部のゲームでは、「GG EZ」とチャットに打つと自動で別の文に変換される(例:「I learned something today!」)ような対策もあるほど。
**「GG」は敬意、「EZ」は侮辱」**と覚えておきましょう。
ゲーム別の使われ方
🎮 LoL(League of Legends)
試合終了時に「/all GG WP」と打つ文化が定着。
敵味方問わず「お疲れさま」を伝える場面が多いです。
プロシーンでもGGの挨拶で締めくくられることが一般的。
🔫 VALORANT
試合後に「GGs!」「WP team!」などがよく使われます。
チームワークを称える意味で「Good job! GG!」も定番。
⚔️ Apex Legends
Apexではチャット文化が少ないですが、SNS投稿やDiscordで「GG!」と使うのが主流。
クリップ投稿時に「GGs!」とつけることで「いい試合だった!」というニュアンスを伝えます。
マナーとしての「GG」「WP」
eスポーツにおける「GG」「WP」は、単なる挨拶ではなく、
オンライン上での礼儀・マナー・スポーツマンシップの象徴です。
✅ 正しい使い方のポイント
- 勝敗に関係なく使うこと
勝っても負けても「GG」を言うのが礼儀。
「勝ったからGG」「負けたから無言」は少し幼稚に見えてしまいます。 - 皮肉を込めないこと
「GG(笑)」や「GG EZ」はマナー違反。
相手をリスペクトする気持ちを忘れずに。 - チーム全体への感謝を込めること
たとえ味方のプレイに不満があっても、最後に「GG」を言うことでチームの雰囲気が和らぎます。
「GG」と「WP」を自然に使うための英語フレーズ集
英語圏のプレイヤーとプレイする際に便利なフレーズを紹介します👇
| フレーズ | 意味・使い方 |
| GG! | いい試合だった! |
| GG WP! | 良い試合+ナイスプレイ! |
| WP bro! | よくやった!ナイス! |
| Nice try! | 惜しかった!次はいける! |
| GGs everyone! | みんなお疲れ!楽しかった! |
カジュアルに「GGs!」と複数形で使うと、少しフレンドリーな印象になります。
SNSでも広がる「GG」文化
YouTubeやX(旧Twitter)では、「GG」が動画タイトル・投稿タグとしても使われています。
- 「#GG」:ナイスゲーム投稿
- 「#GGs」:大会・ランクマでの勝負後コメント
- 「#GGmoment」:印象的なシーン紹介
プロゲーマーの投稿でも「GGs」「GG WP」などが頻繁に使われ、
もはやeスポーツの“感謝と敬意”を表すシンボルと言えるでしょう。
「GG」「WP」を使いこなせば“デキるプレイヤー”に
単にうまいだけでなく、言葉でもチームをポジティブにできる人は、
どんなゲームでも信頼されるプレイヤーです。
「GG」「WP」を自然に使えるようになれば、
・チームの空気を良くする
・敵へのリスペクトを示す
・次の試合にも前向きになれる
といった好循環が生まれます。
まとめ:言葉ひとつでチームの印象が変わる
- 「GG」=Good Game(いい試合だった)
- 「WP」=Well Played(ナイスプレイ)
- 「GG WP」=リスペクトを込めた最高の締め言葉
勝っても負けても、最後に“GG WP”と打てる人が本当のプロ。
マナーと礼儀を重んじるeスポーツ文化を楽しみながら、
「GG!」で締めくくるスマートなプレイヤーを目指しましょう。