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【仕組みを解説】LoLの世界大会『WCS』とはどんな大会?

『WCS』とは、eスポーツのタイトル(種目)の一つである『リーグオブレジェンド(League of Legends/通称LoL)』の公式大会を示す専門用語です。大会の仕組みが理解できれば、より観戦を楽しむことができますよ!

WCSとは

WCS(ダブリューシーエス)とは、【World Championship(ワールドチャンピオンシップ)】のことで、年に2度開催される、League of Legendsの世界大会のうちの一つとなります。

年に一度、シーズンの締めとなる毎年10月から11月にかけて開催されます。各地域から1~4チーム(出場できるチーム数は今までの成績によって決定)が参加し、この大会で優勝したチームがその年の最強のチームとなります。優勝することでサモナーズカップが授与され、賞金はなんと200万ドルを超えます。

また、各リージョンで春と夏の優勝、MSIの優勝、WCSの優勝を1年のうちに果たすことをグランドスラムと言います。

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WCSの歴史

WCSは2011年より開催されており、そこから毎年開催されてきました。当初は8チームしか参加できませんでしたが、LoLの発展とともに参加チームも増加し2020年からは22チームが各地域から参加しています。視聴者数も1億人いるといわれており、LoLにおける最大の大会といえます。

韓国のFaker選手がいるSKT T1(現 T1)はこのWCSで最多の3回優勝していることで有名です。

日本チームは2015年に初出場してから予選やプレイインでの敗北が続いていましたが2021年にはDetonatioN FocusMe(DFM)が初のグループステージ出場を果たしました。

WCSの開催方式

WCSはプレイインステージ・グループステージ・ノックアウトステージに分けられて開催されます。強豪地域で優秀な成績を収めたチームはグループステージからの出場となります。強豪地域の中でシードを勝ち取れなかったチーム、そしてマイナーリージョンと呼ばれるまだ実績がない地域の優勝チームはプレイインステージにおいてグループステージの枠を競うこととなります。(これまでの世界大会での成績によって、参加できるチームの枠数は国ごとに異なります。)

プレイインステージ

グループステージに行ける最後の枠を競うということで、予選に近いステージとなります。2021年の方式においては、各国10チームが5チームずつ2つのグループに分かれ、グループ総当たりでグループステージの4つの参加枠をかけて争います。

2021年WCSのプレイインステージ。

1位のチームはそのままグループステージへの進出が決まりますが、そこからさらに2~4位のチームで残りに一枠をかけてプレイインノックアウトを行います。各グループ4位と3位のチームが最初に対戦し、その勝者が反対のグループの2位のチームと対戦。そこで勝利したチームがグループステージへの最後の枠を獲得できるという形になっています。

グループステージ

プレイインステージを勝ち抜いた4チームに加えて、すでにグループステージからスタートすることが決まっている12チームの、合計16チームが参加します。4チームずつ4つのグループに分かれ、各チームは総当たりで2回ずつ対戦します。グループの上位2チームがノックアウトステージへと進出することができます。グループステージからWCS本戦と言われることもあります。

ノックアウトステージ

グループステージを勝ち抜いた計8チームによってシングルイリミネーション形式で準々決勝から決勝まで行われます。最初の対戦カードは抽選によって選ばれます。すべてBO5の形式で行われます。

WCSの公式サイトや公式配信はこちら

公式サイト:jp.lolesports.com

公式配信:https://www.twitch.tv/riotgames

(画像引用元:jp.lolesports.com

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