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★esports★戦の時間ですよ 第6戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023での、広島 TEAM iXAの話」

はじまりました。戦の時間ですよ!
どうもすみません。板垣です。

いやー、表題の件ですが、2023年9月8日の試合にて「広島 TEAM iXA」のSFL2023の1stステージ敗退が確定しました。応援して頂いた皆様、ありがとうございました!また、期待に答えられず申し訳ございませんでした。

今年は、県内の様々な場所にてパブリックビューイングという形で、ファンの皆さんとオフラインで集まって応援する、という試みに挑戦してみました。同じ場所での定期開催ではなく、毎回違う場所で開催するという流浪のパブリックビューイングでしたが、そんな変な事してるのは広島だけだったかと思います。応援ポスターも様々な所で掲載して頂きました。様々な地元企業様にもご協力頂きまして、頭が上がりません。

めちゃめちゃ大変でしたが、結構面白かったです。

初戦から同時視聴者数も7万人超えたりなど、例年以上に注目度が高まってきている本リーグにて、盛り上げの一翼は担えたのではないかと思います。

応援してくれている人達と直接お会いするような事は今まで中々無かったので、とても励みになりました。また、回を重ねるごとに徐々に集まる人が増えていってくれまして、とても面白い経験が出来ました。

さてさて、表向きの結果などは、様々なメディアで現在進行系で情報が出ているかと思いますので、私の方では、裏側で起きていた事などを中心にメモしておこうかなと思います。

難航するメンバー選抜

2023年某日。リーグ参戦の内定が決まった後、我々はスターティングメンバーの確定に悩んでいました。

当時は、新作ストリートファイター6が発売される前の段階だった事もあり「誰が強いのか?」などの事前情報が皆無でして、チームリーダーの「ストーム久保」選手とメンバー検討を進めていましたが、中々決められずにいました。

そんな中、どういったコンセプトで組成していくのが良いのか?を、改めて考えた時に、「広島 TEAM iXAといえばジャイアント・キリングだろう」と。とにかく面白い試合をお届けするのが我々の役目なのでは?と立ち返り、どんな状況であれ無難に置きに行くようなチーム組成は辞めました。

そこで考えたのが「逆襲」。

「去年恵まれなかった者達でメンバーを組んで逆襲していくチームにする」のが良いだろうと思い、そのコンセプトで組成する事にしました。

すると、丁度そのタイミングで、「ACQUA」選手が覚悟を決めて脱サラしてプロゲーマーに専念するという情報が入ってきました。昨年は、様々なチームのスパーリングパートナーとして活躍しており、我々も関係性があったので、お話させて頂く機会を頂きました。その中で「昨年のスパーリング活動の感触から、リーグで活躍したい気持ちが高まったし、実際活躍出来ると思う」という言葉を聞き、「それでは一緒に逆襲しましょう」という事で、チームに加入して頂く事になりました。

加えて、実力がありながらも、昨年どのリーグチームからも声が掛からなかった「キチパ」選手

すでに広島iXAのチームメンバーでありながらも、プロライセンスを取得できず、昨年はリーグに出るチャンスがなかった「じゃじい」選手

そこに、リーダーの「ストーム久保」選手も合わせて、スターティングメンバー登録をし、この4人で逆襲するぞ、と決意を固めました。

初戦から躓く序盤戦

絶対逆襲するぞ!という、強い気持ちを持って臨んだリーグ開幕。ですが、物事はそんなに都合良く行きません。

開幕戦で、埼玉の強豪チーム「FAV Gaming」に、いきなりの敗戦。まったく勝てない状態が続き、逆襲どころか、いきなり逆境に追い込まれる事態に。

戦力的には負けていないはずなのに、なぜか勝てない。ヒューマンアカデミー広島校」で開催されたパブリックビューイングも、お通夜のような雰囲気が漂い、ついつい嫌な考えが頭をよぎります。

やり込みが足りなかったのだろうか?
緊張しすぎてて本来の実力を出しきれなかった?
ひょっとしてこのまま勝てずに終わってしまう、、のか?

同じことをやっていてもダメだ。何か抜本的な改善をしなければ藁をもすがる思いで、ビジネスの会議で使用するようなフレームワークを持ち出し、自分達の改善点を洗い出し始めました。

例えば、KPTなどを取り入れ、各試合を振り返り、細かく次の試合に活かすように心がけるようにしました。(※KPTとは、ビジネスなどで使用する、業務を振り返ってブラッシュアップするフレームワークの種類の一つです。)

全試合を振り返り、一つずつ弱点を潰し改善していった事で、緊張が解れたのか自信がつき、徐々に善戦しはじめます。2戦目の「名古屋OJA BODY STAR」、3戦目の「魚群」も、敗北はしたもののポイントはゲット。

そしてついに、運命の4戦目へつ繋ぎます。

逆転に次ぐ逆転の中盤戦

4戦目は、世界大会覇者のプロゲーマーがオーナーを兼務する、関東の強豪チーム「忍ism Gaming」。その日のパブリックビューイングの開催地「レプトン上安店」では、店内に応援チラシが貼りまくられており、しかもiXAが勝利すると限定割引券が手に入るらしく、皆のテンションも上がります。

試合が始まり、1セット目と2セット目を落とし「今回もダメか、、、」と誰もが思った時、「じゃじい」選手が大将戦で逆転し、続く延長戦の末、何とかチーム初めての勝利をもぎ取りました。ココから、連勝街道が始まります

5戦目は、昨年の世界大会優勝チーム「Good 8 Squad」と激突。かなりの強敵で、試合前の下馬評では、Good 8 Squadが勝つ事を誰もが疑っていない状態でした。そんな中、その日のパブリックビューイングは、もみじ饅頭で有名な「やまだ屋」のおおのファクトリーをお借りしての上映。何とか勝ちたい、、、(当日会場では、やまだ屋さんのご好意で、もみじ饅頭が食べ放題でした。ありがたや、、、)

前回の勝利の流れもあり、ココで勝てば1stステージ突破の可能性あるぞ!という事で、皆の応援にも熱が入ります。結果、作戦が上手くハマり快勝!会場も大盛り上がりの中、大きな勝ち星を手に入れました。(中には嬉し泣きしているお客様も)

そして因縁の6戦目。ここでも優勝候補の一角、熊本の強豪チーム「Saishunkan Sol 熊本」と当たります。相手側は、ココでストレート勝ちすると、1stステージ突破を確定させてしまうくらいのポジションにいました。そして、iXAの「ストーム久保」選手と「キチパ」選手には、熊本のリーダーと因縁があり、どっちが勝つのか?という本リーグの注目の因縁対決でもありました。絶対に負けるわけにはいかない!と、「レプトン祇園店」の店内も気合の入ったポスターが掲載されています。

ですが、1セット目と2セット目を落とし、いきなりもう後が無い流れに。3セット目も、あと1回攻撃をくらうと負け、という状態で、「ダメかぁ、、、!!」と会場がため息をついた時、「ACQUA」選手が執念の逆転劇を決め、そのまま延長戦へ。延長戦では、「じゃじい」選手の綿密な逆転プランが相手に刺さり、大勝利へ。店内は一体となり、大盛りあがりでした。

本リーグにおける、ベストバウト候補の一つだと思います。

勝利時の店内の様子が、お客さんのXにアップされていたので共有します。

https://twitter.com/agophex/status/1696519210074349839

この辺りから、1stステージ突破が現実的になり、現地の人達の注目度も変わってきたのを肌で感じ始めます。

ワンチャンを狙った終盤戦

残りの試合も少なくなり、徐々に認知されてきた事もあり、母校のOBの人達からも応援されるくらいになってきました。また、SNSなどで、個別で応援メッセージが届くようにもなってきました。

ココまで来たら、あとは残りの試合でポイントが取れば1stステージ突破出来るぞ!という事で、俄然チームのモチベーションも高い状態。

そして7戦目。相手は大阪の強豪で優勝候補の「CYCLOPS athlete gaming OSAKA」。「レプトン五日市店」で開催されたパブリックビューイングは、満員御礼で、皆様に見守られながら試合に挑みます。

此処一番という事で、我々は万全の体制で挑む為、2週間程前から綿密な作戦を練っていました。実は「キチパ」選手の使用するキャラクターを変更し、事前に対戦相手が対策出来ないように、罠を仕掛けていたのです。いわゆる、奇襲作戦でした。

実際、対戦相手は対策が出来ておらず、罠には見事にハマってくれたものの、相手の対応力が奇襲攻撃を上回り、負けてしまいます。そこから勢いをつけたCYCLOPSは、いずれの試合も接戦の末に勝利。奇襲までしたのにポイントが全く取れないという事態に、会場もザワザワしはじめます。ショックで泣いてしまうお客さんまで。せっかくのチャンスを活かしきれなかった事態に、嫌な予感が。。。

そして1stステージ最後の試合の8戦目「DetonatioN FocusMe」との対戦が訪れます。お互い、もう負けが許されない当落線上にいる崖っぷちチーム同士福山城の天守閣」で開催されたパブリックビューイングも、泊りがけで他県から駆けつけてくれる人がいるなど、ありがたい事に満員御礼でした。当日は、現地の応援が視覚化出来るような装置が導入されており、盛り上がり%がディスプレイに表示されるようになっていました。皆の応援にも力が入ります。

ここまで来たら、もう小細工は必要ないという事で、お互い全力でぶつかり合いましたが、結果は惜しくも敗北。(本当に惜しい、、)それと同時に、最終節を迎える前に、iXAの1stステージ敗退が確定してしまいました。試合終わりにはzoomで会場と選手を繋ぎ、応援してくれた皆様に感謝の挨拶。そして、今後の活動に関しての報告をさせて頂きました。

それにしても、福山城から眺める夜空は綺麗ですねぇ。

あれ?なんだろう、目にゴミが、、、

今後に関して

というわけで、リーグは途中敗退してしまいましたが、やれる事はすべてやったと思いますし、悔いはございません。それに、世界大会やプロツアーは引き続き開催されております。まずは、10月に開催されるシンガポールでのグローバル大会。選手の出場は決まっているので、そこで結果を出せるように頑張りたいと思います。そして、優勝賞金100万$のカプコンカップ優勝を目指します。

それにしても、昨年に比べて、地元での認知度が徐々に上がってきているのを肌で感じております。2ndステージに進めれば、さらに盛り上がったんだろうなとは思いつつも、あくまでこれは勝負の世界。切り替えて未来に向かって進んでいきたいと思います。

また、来年のリーグ出場も目指していきます!
これからも応援よろしくお願いします!

(あと、広島 TEAM iXAの本拠地近く道端で撮った写真が綺麗に撮れた気がするので、記念に載せておきますね)

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著者:板垣護

ヤルキマントッキーズ株式会社、CEO。プロゲーミングチーム広島TEAM iXAオーナー。Facebookグループesports勉強会管理人。

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「取り急ぎ、濃密な9ヶ月でした」

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