『荒野行動』は2017年からスマホ向けゲームとしてリリースされ、全世界で3億人超のユーザー数を誇る日本でも大人気のタイトル!
約100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人になるまで戦闘を繰り広げるTPSバトルロイヤルゲームです。
2020年3月には国内最大規模のeスポーツ大会『荒野CHAMPIONSHIP-王者の絆』が開催され、賞金総額は2500万円にも上り話題になりました。
この記事を読んでいる方はご存知でしょうか?
同じゲームをプレイしている仲間を集めてグループを作ることを“クラン”と呼びます。
今回取材させて頂いた“Berserker”(バーサーカー)も、数々あるクランの中のひとつ。定期的に個人大会を主催しています。
代表のBee3(べーさん)氏のSNSでは、クランメンバーの個人スポンサーになったり、大量の食材を送ったり、時にはiTunesカードを山ほどばらまいている様子、、。
そう。かなり異彩を放っているんです!
っということで今回は☆Bee3氏に独占取材しちゃいました!!
『荒野行動』に対して思うことや活動の目的、今後のeスポーツシーンをどう考えているのか?…など気になることを聞きまくりました。本業では会社経営もされているBee3氏の素顔に迫ります☆
きっかけは「走り続けた仕事人生」の先にあった、
“自由になる時間”
ーーはじめまして!本日はよろしくお願いします。
Bee3「はじめまして!こちらこそよろしくお願いします。」
ーー早速ですが、Bee3さんが荒野行動を始めたきっかけを教えてもらえますか?
Bee3「荒野はシーズン3から始めたので2018年だったと思いますが、最初はスマホ端末の広告で荒野行動をみて、なんとなくダウンロードしてみたんです。」
ーーそうなんですね!人生で初めて遊んだゲームは何でしたか?
Bee3「ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』です。ゲームボーイ、プレイステーション、Wiiまではやってたんですが…実はそれ以降、全くゲームをやってこなかったんです。」
ーー懐かしいタイトルですね…!ゲームをしなくなったのには理由があるんですか?
Bee3「そうでしょう(笑)。ゲームもそうですし、漫画もです。当時週刊の少年漫画は少年ジャンプからヤングジャンプ、マガジンなど週刊系マンガは全て網羅して読んでたんですが、大学卒業をきっかけにすべて卒業したんです。」
ーーえ!どうしてですか?
Bee3「“漫画は子供のもの”と強く思っていて、大学を卒業した時点でこれからお金をもらいながら働くから、自分は大人になったんだと区切りをつけました。当時持っていた漫画は500冊を超えていて、処分するときに大型トラックがきましたよ(笑)。」
ーー500冊はすごい(笑)。なんといいますか、とても気風(きっぷ)が良いですね!ゲームもすっかり切り離してきたのに、どうしてまた再開したんですか?
Bee3「今私は41歳になるんですが、学生時代は遊んで過ごして、卒業後に一生懸命仕事をしてきて…一日中仕事で走り回っていたのが、今の年になったときにポンと空いた時間、自由になる時間ができたというのが大きいです。」
独特なゲーム性への戸惑い、パッドとの出会い
ーー久しぶりに再会したゲームがバトルロイヤルゲームだと、戸惑いはなかったですか?
Bee3「最初は全く何もわからなかったです!走れない、武器拾えない、(銃を)撃てない…とまあ散々な有様で(笑)。」
ーー私はそれ、すごくわかります(笑)
Bee3「初めてクランに入ったときはクランのリーダーが中学2年生でした(笑)。移動する方向を間違えて『おいジジイどこいくんだ』って言われたり、チャットシステムの使い方を教えてもらったり(笑)。
指切り撃ちでリコイルコントロール(銃の反動制御)することも、塀の飛び越え方もわからなかったです。」
ーーその状況から、ご自身でクランを作るまでに至るのは大変だったのでは?
Bee3「『もうつまんないからやめてやろう』って思った日に、たまたまゲーム内で3歳下の男性と知り合ったんです。その人と意気投合して、『おじさんず』っていうのを結成しました(笑)。
おじさん二人で夜中にオンラインで集まってゲームをするんですけど、そこに入ってくる子達とも段々打ち解けるようになってきたんです。」
ーーおお!段々光明が見えてきましたね!
Bee3「そうなんですよ(笑)。そのうちゲームにも慣れてきて、昨年夏にパッド(iPad)を買いまして…世界が変わりました。
大袈裟でなく、画面の大きさが変わることでキルレ(キル数 ÷(戦闘回数 - 1位獲得数))が3倍くらい上がって、以前は画面上で見えてなかったものが見えるようになりました。
うまく立ち回れるようになったのが嬉しくて、練習にも精が出るようになりましたね。」
ーースマホとパッドでは全く違うと聞きます。やはりその差は大きいんですね!
Bee3「その後は超かっけぇ軍団という軍団に入り、Berserkerを立ち上げて今に至ります。」
大人は何ができるかを考える
ーーBee3さんにとって荒野行動はどんなゲームですか?
Bee3「他のゲームはまだあまり知らないのですが、ゲーム中に雑談のような時間があるのが荒野独特の特徴だと思うんです。ゲームをしながらボイスチャットを繋いで、他愛のない話をする。
中には戦闘中に牛丼を買いに行っちゃったりする子がいたりして(笑)。そんな時間がとても楽しいですね。」
ーーBee3さんは自らクランメンバーの個人スポンサーになられたり、積極的にプレイヤー支援をされている印象を受けます。
Bee3「『荒野行動』のユーザーって10代が圧倒的に多いんです。ゲームの中で会話を交わしてコミュニケーションをとっていくうちに、彼らの悩みを聞く機会が増えてきました。
私自身は、あくまで楽しくゲームができればそれで良いんです。しかしeスポーツを職業にしたいという子たちを見てきて、『大人は何ができるか?』と考えるようになりました。
プロプレイヤーとしてのピークは10代~20歳くらいまでです。
一生懸命ゲームで戦ってきた彼らが第一線から離れた後に、稼げる環境が無いというのではなく、その後のセカンドキャリアが自立したものになるように応援してあげたいんですよね。
だから、クランの子達には『学業が一番だから勉強しろ』とよく言って聞かせています。勉強は仕事の仕方や段取りを覚えるものと同じことだという考えからです。」
ーー今後のBerserkerが目指すのはどんな未来ですか?
Bee3「Berserkerはこれからもっと強くなるチームです!大会でも活躍の場が増えてくると思います。
ただ、Berserker のゴールはそこだけではなく、これからさらに市場規模が拡大していくeスポーツ界の中でのエンタメ集団を目指しています。
私自身としては一経営者としてeスポーツ業界にできることを探して創り上げていくのが残された役割だと思っています。」
ーー最後にゲーマーゲーマー読者へメッセージをお願いします。
Bee3「Berserkerでは、『クランマネージャー』、『大会マネージャー』、『スポンサー様』、『選手』を引き続き募集しています!
また、現在私を応援してくださっているスポンサー様から化粧品の提供を頂いたので、せっかくですからゲーマーゲーマーさんの読者の方にプレゼントします。欲しい方はぜひご応募ください!」
ーーわあ素敵です!ありがとうございます。今回は貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました!
Bee3「ありがとうございました。」
オンラインで仲間とはいえ、荒野行動のクランや軍団のメンバー同士が直接会うことは少ないと聞きます。
そんな中でもBee3氏は、一度クランに入れた仲間は家族のように思っているそう。
自分が「面白い」と思ったことをすぐにその場で実行していくというBee3氏。驚きのエピソードが次々に飛び出し、話題が尽きません(笑)。
今後どのような進化を遂げていくのか気になる“Berserker”、ゲーマーゲーマーでは引き続き追いかけて取材していきたいと思います!お楽しみに♪
というわけで、Bee3氏から読者プレゼントを頂いちゃいました☆
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------------------2020/7/22追記------------------
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沢山のご応募ありがとうございました♪