『リスポーン』とは、eスポーツやゲームの世界でよく使われる専門用語です。
特にFPS/TPSゲームで使われることが多いので、プレイヤーの方はしっかりと意味を把握しておきましょう!(下に続く)
リスポーン(Respawn)
リスポーン(Respawn)はゲームやeスポーツなどのプレイヤーによって使われる専門用語の一つで、復活、生き返る、生き返らせる、などの意味を持ちます。略して「リスポン」と呼ばれることも。
英語の「Spawn」(スポーン)は「水中で卵が孵化する」というような意味を持ち、転じてゲームではキャラクターがある地点に現れることを表す言葉として使われます。そこに「re」という接頭語が付いて「Respawn」となり「復活」という意味となったわけです。
日本人に古くからなじみのある言葉では「コンティニュー」的な意味も含んでいると言えますが、リスポーンの方がもっと広く具体的な使われ方をします。
CoD、APEX、スプラトゥーンなど様々なゲームにおけるリスポーン
『Call of Duty』でのリスポーン
『Call of Duty』(コールオブデューティー、CoD)ではゲームモードによっては試合中にキルされてもリスポーンが可能となっています。
敵味方含めたリスポーンする位置は一定ではなく、敵味方の位置で変動するため試合を展開していくうえで重要な要素となっているのが特徴です。しっかりと把握しておかないと、後ろから突如敵が現れたりすることも……。
『Apex Legends』でのリスポーン
『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ) では『リスポーンシステム』というキルされてしまったチームメンバーを復活させることができるシステムがあります。アップデートによりモバイルリスポーンビーコンという関連するアイテムも追加されていますね。
また、『Apex』を開発した会社の名前は「リスポーンエンターテイメント」(Respawn Entertainment)です。FPSを中心に数々のタイトルを手掛けてきたメーカーなので、この名前もFPSでよく使われる「リスポーン」から付けられているのかもしれませんね。
『スプラトゥーン』やMOBAにおけるリスポーン
『スプラトゥーン』や『League of Legends』(リーグ・オブ・レジェンド、LoL)、『ポケモンユナイト』ではやられてしまった後には、必ずスタート地点からリスポーンします。
スマホゲームの『ブロスタ』なども同じくスタート地点からのリスポーンが基本となりますが、両者に共通しているのはマップが対称になっていてるという点です。対称でないマップの場合、スタートする位置やリスポーンする位置によって有利/不利な陣営が決まってしまうことが想定されますが、対称であればそのようなことも起きず公平性を保ちやすいためこのような仕様になっているのだと思われます。
リスポーンがないゲーム
最近流行している『レインボーシックスシージ』に代表される爆破系FPSや、ソロプレイのバトルロワイヤル系FPS(バトロワ)の多くはリスポーンがなく、一度キルされてしまった時点で観戦に回ったり、試合から退場したりすることになるものがほとんどです。
リスポーンがないゲームでは慎重な立ち回りが求められ緊張感のあるじっくりとした試合展開を楽しめます。対して、リスポーンのあるゲームは戦況の変化が速く激しい戦闘になるものが多いのが特徴です。
また、バトロワでは1人の勝者を決めるというゲームの性質上、リスポーンがないものが多いですが、『Apex』や『Fortnite』(フォートナイト)のデュオ、スクワッドモードのようなチーム戦のバトロワでは味方を一定時間内、または一定条件を満たすことでリスポーンさせることができるものもあります。ただし、ゲームによってリスポーン関連のシステムは大きく異なるので、しっかりと理解しておかないとチャンスを逃してしまうこともあるので要注意!
リスポーンの有無はゲーム性に大きく影響し、また好みも大きく分かれます。どのゲームをプレイするか迷ったときはここに注目してみるのも良いかもしれませんね。
eスポーツ以外のゲームでのリスポーン
『ARK: Survival Evolved』(アーク)、『Minecraft』(マインクラフト、マイクラ)などのeスポーツ以外のゲームでもリスポーンという言葉が使われることがあります。
これらのゲームではキャラクターの体力が無くなってしまった際に、復活する位置(リスポーン地点)をアイテムなどで自分で決めることができるんです。逆に、しっかりとリスポーン地点を定めていないと思わぬところでリスポーンしてしまい、今までの成果を失ってしまうことも……。