俺たちは"納得"のために5万円のコントローラーを買う【編集コラム】

ゲーマーゲーマー編集部の小河原です。

このコラムの構成は【どーでもいい導入文】＋【話題の導入・紹介】＋【私的な意見】のようになっているのですが、まさに今書いている【どーでもいい導入文】を書くのが割と大変です。この部分だけは方向性がまったく定まっていないので、そのうち今日のランチとか天気の話とか、本当に"どーでもいい話"になっていくと思います。そのときはお察しください。

最近のコントローラー高すぎ問題

ゲームのコントローラーの値段、いくらするか分かりますか？

ハードメーカー純正のコントローラーの定価は下記の通りになっています。

さらにメーカー純正の上位モデルとなると、15,000～20,000円を超えるものも。PS1の時代は2,000～3,000円程度で買えたのに、今ではゲームソフトを超える価格となっています。ちなみに、最も売れたと思われる専用コントローラー『ダンスダンスレボリューション専用コントローラー』でも約6,000円でしたし、『キーボードマニア』に至ってはソフトに専用コントローラー同梱で11,000円程度でした。

今のコントローラーは様々な機能が付いているため、そのせいで値段が上がっています。ジョイコンを例にすると、無線対応（バッテリー搭載）、モーションセンサー、モーションIRカメラ、NFCリーダー／ライター、HD振動等々、人によっては使ったことも聞いたこともにないような機能が盛りだくさん。そりゃ高くなる訳です。

少し話は変わりますが、格闘ゲーム用のコントローラーでも価格高騰が起きています。特に、今流行しているレバーレスコントローラーに関しては5万円以上するものもあったりして、もはやゲーム機本体よりも高価なものまで出てきています。

ぼくらがコントローラーを買う理由（小沢健二風に）

実際のところ、高いコントローラーを使えば勝てるなんてことがあるのでしょうか。……いやいや、そうでもなければわざわざそんな高価なものを買う意味がないじゃないか！

と、書きつつも私は、勝敗への影響度でいえば、コントローラーと自分のスキルの割合は1:99くらいと思っています。高価なコントローラーを使用せずに勝つ上級者はたくさんいますし、過去に世界大会を優勝した選手が初代PSのコントローラーを使用していたという例もあります。まさに"弘法筆を選ばず"というやつですね。

高級なもの（＝良いもの）を使うのは勝つためというよりも、自分を納得させる意味が大きいと思っています。負けてしまったとき、たとえ1ミリでもコントローラーのせいかもしれないと思ったら、敗因をプレイングに見出すことが難しくなりますし、自分の実力不足を認めづらくなってしまいますよね。

しかし良いものを使えば、敗因から"コントローラー"という項目を外すことができます。使えば勝てるというような甘いことは決してないですが、それでも"言い訳できないところに身を置ける"という点では、良い（高い）コントローラーを使うことは非常に意味のあることだと思っています。

そんな訳で、コントローラーが欲しい理由が「勝ちたい」ではなく、「強くなりたい」であれば、たとえ高級なものでも十分に買う価値があるのはないでしょうか。

と、他の記事の宣伝ができたので今回はここまでです。長文失礼いたしました。