『アパスト』とは、3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズで使われる用語の1つです。
ここでは『アパスト』がどのような場面で使われるかを解説していきます。
アパスト
『アパスト』は、3D格闘ゲーム『鉄拳』に登場するキャラクター『ニーナ・ウイリアムズ』や『アンナ・ウイリアムズ』が持つ固有技『アッパーストレート』の略称です!
また、アッパーストレート以外の技名でも、アッパーストレートに似た性能を持っている技を『アパスト系』と呼ぶこともあります。
定義としては、攻撃発生13フレームの中段攻撃から、続けざまに上段攻撃を出すコンビネーション攻撃であればアパストと定義されると思えば良いでしょう!
アパストの使われ方は?
鉄拳では、右下+左パンチで出る13フレームの中段攻撃が各キャラクターが持つ中段攻撃の中で最も攻撃発生が早い場合がほとんどで、それを『ショートアッパー』と呼びます。
しゃがみガードを手軽に抑制でき、暴れも潰しやすい技なので、鉄拳経験者がよく使う技です!
ですが、ショートアッパーのみを持っているキャラクターの場合、ショートアッパーをガードされた時点で不利フレームとなり、攻める側と守る側が入れ替わりがちです。
一方、アパストを持っているならば、相手は「ショートアッパーをガードしたけれど、ここで動いてしまうと2発目の上段攻撃を食らってしまうのでは?」という警戒をしないといけません。
結果として、アパストを持っているキャラクターがアパストの1発目(=ショートアッパー)をガードされた際、相手がアパストを警戒したおかげで不利フレームからの暴れを行いやすくなったりします。
なので、アパストを持っている、持っていないで、ショートアッパーからの駆け引きが一変してしまうのです!持っているだけで特別な技、それがアパストです!!
『アパスト』を用いた例文:
「相手の残り体力が少ないから、起き攻めにアパストと下段の2択で倒しきろう」
「アパストが強いニーナ相手には左横移動でショートアッパーを避けて、2発目をしゃがんでかわそう」
「アパストでちまちま体力を削ろう」
英語での表現は?
アパストもライトゥーと同じく、複数の単語を組み合わせた造語です!
ボクシングなどで使われるアッパーカット(uppercut)とストレート(straight)を組み合わせたものですね。
uppercutは名詞でアッパーカット(突き上げて顎に加える打撃)。
straightはまっすぐ、率直な、連続(筆者の好きなポーカーでも数字が連続で並ぶ役をストレートと呼びます)、野球の直球の意味のストレート、ボクシングでのストレート、また飲み物に何も混ぜない(例・ウィスキーをストレートで飲む)という数多くの意味を含みます。
この中からボクシングに関連する「アッパーカット」と「ストレート」を合わせたのが鉄拳でのアパストの語源だと言えるのではないでしょうか!