『スカ確』とは、主に『鉄拳8』などの3D格闘ゲームで使われる用語の1つです。
ここでは『スカ確』がどのような場面で使われるかを解説していきます。
スカ確
『スカ確』は、「スカし確定」を略した言葉で、3D格闘ゲームで主に使われる戦術を指す専門用語です。
相手に攻撃をさせ、スカす(=空振りさせる)ことで、相手の無防備な時間を作り、そこに必ず当たる確定の攻撃を当てる。これがスカシ確定、略して『スカ確』と呼ばれます。
3D格闘ゲームでは空中コンボを当てるのが勝利のコツですが、基本的に空中コンボの起点になる技はガードされると確定反撃を受ける性能になっている場合が多く、普通に当てに行くとリスクが高い行動です。
ですが、攻撃を回避して無防備な相手に当てることができれば、安全に空中コンボに移行でき、リスクを抑えつつ相手に大ダメージを与える機会を増やすことが出来るため、スカ確はステップアップするためには必須のスキルとなっています!!
スカ確の使われ方は?
鉄拳を例にすると、主に次の2パターンでスカ確を狙います
1.相手の攻撃をバックステップで後ろに下がって回避し、その後に攻撃を当てる
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相手の攻撃をバックステップで空振りさせて……
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空振りの隙に、こちらのコンボ始動技である風神拳という技を当てることが出来ました。これでスカ確成功です!!
2.相手の攻撃を横移動を使うことで回避し、その後に攻撃を当てる
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今度は初代の『鉄拳』から出演しているキャラクター、ポールの代名詞的技「崩拳」(ポンケン)を例にします。
ガードしても確定反撃が存在する技ですが、大ダメージの反撃は与えられません。
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ですが、崩拳は右手で攻撃するため、ポールの左手側に移動すると回避が可能です。そこへ……
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1.のパターンと同じように風神拳を当てることが出来ます!このように、ガード時に確定反撃が
存在する技であっても、空振りさせることでより大きなダメージを奪えるようになるのです!
1.のパターンは、2D格闘ゲームでも見られる地上戦の駆け引き、差し返しとほぼ同じ方法と思って構わないと思います!
ですが、2.のパターンは奥行きの存在する3D格闘ゲームならではの差し返し方と言ってもいいでしょう!
2の方法は鉄拳以外の3D格闘ゲームでも見られる駆け引きですので『バーチャファイター』『ソウルキャリバーシ』リーズなどをプレイしたり、対戦動画を見たりするときに意識すると更に楽しめると思いますよ!!
英語での表現は?
筆者が調べたところ、スカ確に近い意味の格ゲー用語は『Whiff punish』と呼ばれるようです!
Whiffという単語には名詞では野球の『空振り三振』、ゴルフの『空振り』。自動詞でも空振りする、空振り三振という意味があります。そしてpunishという単語には他動詞では【人を】懲らしめる、罰する。自動詞では罰する、懲らしめるという意味があり、格闘ゲームでは「確定反撃」の意味で使われます。
つまり、技を空振りしたところを反撃で懲らしめる!という意味が込められたスラングであると筆者は考えます!これがわかると海外の大会動画でリスニングが出来るかもしれませんよ!!