『リスキル』とは、eスポーツのタイトル(種目)である『スプラトゥーン(Splatoon)2』やFPS/TPSタイトルの中で使われる戦術のひとつです。
リスキルとはバトルの中でどのような意味を持つのでしょうか?そして、ゲーム内でどのような効果があるのか、解説していきます。(下につづく)
リスキル
リスキルとは、「リスポーン・キル」の略。リスポーンは「復活」を意味しており、一度キルされて復活地点に戻ったプレイヤーを待ち伏せして、再びキルすることをリスキルといいます。FPSゲームやTPSゲームでは一度キルされても復活できるタイトルもあるため、「リスキル」はしばしば使われる用語となっています。
『Call of Duty』(コールオブデューティー)などのFPSでは復活地点が戦況に応じて流動的に変化するため、意図せずリスキルが発生することもあります。
また、『Rainbow Six Siege』(シージ)はリスポーン(復活)がないタイトルですが、試合開始後(=スポーン直後)に攻撃を仕掛けることをリスキルと呼ぶことがあります。シージの場合、厳密には「スポーンキル」の方が言葉として正しいのかもしれませんが、意味が通じやすいということから「リスキル」という言葉が浸透しているようです。
スプラトゥーンにおけるリスキル
戦術として有効な場面でリスキルを狙っていくのはありでしょう。繰り返し相手プレイヤーを倒すことができれば、数的優位となる時間が伸び、より自由にインクを塗ることができます。
ですがスプラトゥーンにおいては、チームとして相当な実力差がないと成立しない状況であり、一般的に相手の復活地点で待ち伏せすることは難しくなっています。相手を押し込み、敵陣までインクを塗りつぶせるほどの実力差があるときに、リスキルは狙っていくのも良いかもしれません。逆にリスキルをされないためには、味方と協力しながら、自陣で数的優位を作りましょう。
リスキルはマナー違反?
多くのゲームにおいて、リスキルは敵陣に踏み込み複数の相手と同時に接敵することになり、仕掛ける側にとってリスキーな行動といえます。そのため、中には「リスキルを狙う=実力差があり余裕を見せつけている」と捉える人や、単に一方的にやられることを嫌悪してマナー違反と捉える人もいます。逆にリスキルをし続けて相手を封じ込めるのを1つの戦術として捉える人もいて、この議論には決着が着いていません。(ときには炎上したりすることもあるようです……)
ただし、ルールを無視したり、勝利へ結びつかないのに嫌がらせのように繰り返しリスキルを狙っていく行為は、明確なマナー違反と捉えられることが多いので注意しましょう。