【還元型PROJECT】NISHIKIN選手インタビューVOL.2 大会とゲーセン、格ゲーの思い出【後編】
〇ゲームセンターで起きた勘違いトラブルとは
――NIHSIKIN選手がアーケードに一番頻繁に通っていたのはいつ頃でしたか?
NIHSIKIN選手「『ストリートファイターIV』が出たあたりですね。それまでもゲームセンターにはよく行っていましたが、ガチで通い始めたのは20代後半の頃です。また『ストIV』からは地元の宮城県から出て、東京などへも遠征へ行くようになりました。」
――『ストIV』からガチで取り組み始めたのですね。ちなみに今までゲームセンターに通っていて何か面白いエピソードはありますか?
NIHSIKIN選手「結構忘れてしまっているのですが、他の人を呼ぶときに○○様と付ける人がゲームセンターにいたことは覚えています。いわゆる動画勢みたいに、主に観戦しに来ている人でしたね。」
――凄く丁寧な言い方をする人なんですね。
NIHSIKIN選手「結構風変りな人で、よく色々な人にジュースを配っていました。僕も『NISHIKIN様、どうぞ』と言われてもらった記憶があります。」
――なかなかいい人っぽそうですね。
NIHSIKIN選手「また僕には当時“浮き”という仲の良かったプレイヤーがいました。その浮きくんにも『浮き様、どうぞ』と言ってジュースを渡していました。でも浮きくんは貰ったジュースを思いっきりゴミ箱に捨てたんです。」
――何でですか?!
NIHSIKIN選手「どうやら『浮き様、どうぞ』を『貴様、どうぞ』と言われたと勘違いしたらしく、怒ってジュースを捨ててしまったんです(笑)。」
――聞き間違いでしたか(笑)。他にもゲームセンターで起きた印象的なエピソードはありますか?
NIHSIKIN選手「あとはゲーセン仲間とよく飲みに行っていました。でも、飲むときは格ゲーの話を一切しなかったですね(笑)。」
――ゲーセン仲間とゲーム以外でも交流することはとても楽しそうですね。
NIHSIKIN選手「週末には遠征で来る人もたくさんいたので、そういった人達を誘っていました。それなのでゲームセンターには対戦はもちろん、飲みメンツを探す目的でも行っていたんです。」
――これも顔を合わせて対戦をするアーケード文化ならではの楽しみですね。
〇格ゲーで若さを保つ!?
――NIHSIKIN選手はずっと格ゲーをしていますが、格ゲーが自身に与えた影響の中で一番大きなことはどんなことだと思いますか?
NIHSIKIN選手「ずっと格ゲーをプレイしてきているので、何が変わったかは分かりづらいですね。でも格ゲーマーは年をとっても若いと思います。同年代の人と比べて考え方がとても若く、いい意味で何か落ち着いていないような印象があります(笑)。」
――確かに格ゲープレイヤーは若々しい方が多いですね。
NIHSIKIN選手「同じ趣味ということもありますが、年齢に差があってもお互い気を使って話すことがほとんどないんです。そういったことからも精神年齢がほぼ変わらないのだと思います。」
――それはいいことですね!
NIHSIKIN選手「格ゲーが自分たちに若さを与えてくれたのだと思います。格ゲーマーは見た目も性格も若くてエネルギッシュな方が多いんですよ。それなので自分もまだまだできると思っています!」
NIHSIKIN選手インタビューはいかがでしたでしょうか。アーケード文化に馴染みのない人にとっては、想像もしない日常があったということがよく分かりましたね。またアーケード文化ならではの魅力が現在でも格ゲーの魅力になっているというところも納得しちゃいました。今は何もかもオンライン化する時代ですが、対面で交流することはゲーム文化を維持する上でも非常に大切かもしれません。こうした格ゲー文化のいいところは、これからも引き継いでいきたいですね!
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