【還元型PROJECT】Capcom Pro Tour 2022 日本大会 よっさん選手インタビュー

〇“苦手意識”と戦って得られたもの

ーー大会時に印象に残った試合を教えてください。

よっさん選手「ぷげら選手（※）との試合ですね。彼には『ウルトラストリートファイターIV』（ウルIV）の頃から勝てていなくて、今回ぷげら選手と当たると知った時は半分諦めてしまいました。」

（※）ぷげら選手は、Good 8 Squadに所属するプレイヤー。『ウルIV』の頃から長きに渡り活躍し、様々なキャラクターを高レベルで使いこなす。

――長年勝てていない相手と戦うのはきついですね。

よっさん選手「でも周りのみんなが応援してくれているので、諦めずに色々考えてプレイをしたらいいところまで戦うことが出来ました。最終的には負けてしまったのですが、少し自分の中の苦手意識が消えた試合でしたね。」

――今後に繋がる試合と言えそうですね！ちなみに苦手な相手やキャラクターと対戦する時に意識していることはあるのですか？

よっさん選手「立ち回りで有利を取ることが出来ない相手だった場合は、一度仕掛けた時に強気に択をかけるようにしています。早く択をかけて崩し切ることが出来ないと、立ち回りの勝負になった時にきつくなってしまうんです。なので仕掛けるところまではじっくり行い、仕掛けてからは強気に崩しにいくことを強く意識していますね。」

――今大会のような2先（にさき。2本先取）のような短期の試合形式の場合、試合の中で戦い方を修正することはあるのですか？

よっさん選手「相手の癖に合わせることはもちろん、意識して焦らないようにしています。」

――ちなみに2先や10先（じゅっさき。10本先取）では戦い方は変わるのですか？（※）

よっさん選手「戦い方自体は変わらないのですが、勝負どころが違ってくるのかなと思います。2先の場合は短期決戦なので一発ネタや癖読みはかなり刺さるんです。しかし10先になると癖読みをしても防がれてしまったり、逆に相手が動きを修正してきたりするので、そこは自力勝負なのかなと思いますね。」

（※）1日～2日で行われるトーナメント大会では2先、3先（2本先取、3本先取）で試合が行われることが多く、短期決戦として見なされる。対して10先（10本先取）は長期戦とされ、中長期に渡って行われるリーグ戦形式の大会で用いられるほか、プレイヤーの間でもどちらが強いのかをはっきりさせるための手段として使用され、お互いのプライドを懸けた戦いが行われる。

――やはり10先の方が実力が出やすいのですね。よっさん選手は2先と10先だとどちらの方が得意なのですか？

よっさん選手「10先の方が得意ですね。10先は突発的に起こることもないので、対戦前に相手を調べたり対策したりすることもできるところが好きですね。」

――よっさん選手は対策をしっかり行うプレイヤー気質なんですね。では今回の結果を踏まえて今後の目標や変えていきたいことを教えてください。

よっさん選手「目標はもちろん大会で優勝することです！あとはしっかり強い人と対戦をして、今どのような動きが流行っているかなどの情報を仕入れることを行っていきたいと思います。」

――本日はありがとうございました！

今大会を通して他の強いプレイヤーと戦う大切さを知ったというよっさん選手。1人での練習ももちろん大切ですが、より強くなるためには同じく高みを目指すプレイヤーたちとの鍛錬を重ねることが大事なのですね。

改めてよっさん選手、5位入賞おめでとうございます！今後もゲーマーゲーマーはよっさん選手をはじめ還元型PROJECTの選手を取材していきます☆

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